30代半ばで自動車学校を卒業した話
さて、タイトルの通りですが自動車学校を卒業しました。
大学生のころに一度取得していたのですが、TVCMの制作会社で働いていたころ静かに鬱になっておりまして、更新に行く気がどうしてもおきず失効していました。
東京から地方移住する際に絶対に必要になるだろうと思い通い始めたのですが、意外と半年以上、運転できなくても困ることはありませんでしたね。私が引きこもり体質だからだと思いますが。
この歳で自動車学校に通いだすと気づいたことがいくつもあります。
- 当時思っていたより運転は簡単
一度免許取っているのだから当たり前ではありますが、何をビビっていたのだろうってくらい簡単でしたね。むしろ運転中暇すぎて、反省点の洗い出しをしてました。
人の運転を見て疑問に思っていたこと、微妙にわかりにくいルールなど、初めての教習だと気が付かないことにも気が付いているので、何ならみんなもう一回通ってみたらいいのにと思いました。
よくよく考えてみると、一度免許取ったらあとはどんどん運転への認識が歪んでいくんですよね。
私はもともとペーパードライバーだったので、悪しき「慣れ」もなく、ただただ技術向上に努めることができたんじゃないかなーと思います。
- 教官が怖くない
高校生、大学生あたりで自動車学校に通うと教官がめちゃくちゃ怖くなかったですか?w
自分も以前は何度も怒鳴られたので非常に嫌な気持ちになりました。
しかし、今通うと教官の多くが自分と同年代です。怒鳴れるわけもなく、むしろ映画やゲームの話ばかりできたので、移住先で数少ない地元民とのコミュニケーションの場になりました。
ちなみに、高校生大学生にはしっかり厳しく指導しているそうですよ。まだ社会性が乏しい子が多いので、仕方がないそうです。
- 青春の一端を体験
自動車学校に行って一番良かったのはこれですね。通っている人たちが学生なので、彼らの会話や服装、態度や人間関係が懐かしかったです。「あ、あの男子はあの女子が好きなんだな」とか、意外とわかるものです。
また、大人になると教室で授業を受けて憶えるという機会も少ないですよね。夏の時期はそよ風を感じながら、退屈な授業を聞くだけで青春のあの頃を感じてみました。
てな感じで、現在仕事をしていない自分にとっては、社会性を失わないためにもとても良い場でした。しかし2回通ったってことは60万、、、反省ですね。
あと、暇になるな、、、
生活水準を下げる
多くの場合、働かないときには生活水準を下げる必要がありますよね。
自分の出費を見直す良い機会がきました。
今後、傷病手当で入ってくる金額はこれまでの2/3程度の予定です。つまり生活水準は最低でも2/3に下げなくてはなりません。
我が家のこれまでの生活費はほぼ答えようがありません。なぜならしっかりと計測せず、ほぼ使い切っていたからです。
■家計簿をつけ始める
とにかく現状の支払いをあぶり出し、改善する必要がありました。
我が家でまず実施したのが家計簿をつけることです。
私の場合はMoney Forwardを使用しました。
妻はMoney Forwardに課金したくなかったことと、二人の支払い分担の都合で手打ちの家計簿アプリを使用するようになりました。
二人それぞれで家計簿をつけていた理由は、私が固定費を、妻が変動費を支払う分担をしていたためです。一旦はそれを続けようと思っています。
さて、家計簿をつけた結果、だいたい必要な金額は以下になるだろうと結論が出ました。
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・固定費
家賃 88,000
家のインターネット 1,800
・変動費
食材費 20,000
外食費 15,000
光熱費 15,000
日用品 5,000
・その他
スマホ(私) 5,000
スマホ(妻) 5,000
総合計金額は154,800円です。
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家賃が高い!犬が買えてリモートワークしやすい環境を選んだのでなかなかな金額ですね。それでも東京いたときより4万ほど下がっています。というか、東京にいたときはおそらく行基の範囲だけで30万超えてたと思います。ヒドイですよね。
さて、この金額に持っていくだけでも我ら浪費家夫婦は苦労しましたよ。
今試していることは以下のようなことです。
■楽天モバイルにかえる
もう節約の基本ですよね。自分と妻の使い方だと月2000円ほど、家のインターネットも一年間は1,800円ですみます。
これまで私はahamoだったので大きなインパクトではありませんが、妻の場合はソフトバンクからの移行なので特大インパクトです。
通信は問題になるようなことは今のところありません。菅さんのおかげでキャリア乗換放題なので、皆さん一度楽天モバイルにしてみることをおすすめします。
ただし端末の分割料金があるので、これは次の機会は中古一括購入にしたいなと思っています。
■外食しない
もう節約の基本ですよね。「15000円外食してるじゃないか」と思われるかもしれませんが、交際費込です。あと、妻の料理負担のストレス解消に多少は予算にいれることにしました。
料理については私が不得意なため申し訳ない気持ちがあります。これを気に、満足してもらえる料理ができるように精進したいな思います。節約ポテンシャルと見ればポジティブな要素ですね。
私達は油断するとすぐに外食してしまうため、下手すると月に6万なんてことも珍しくありませんでした。最も憎きライバルとも言えます。
■運動する
意外とこれが節約に一番良いかもです。
なにせ、一日に運動する時間とコンディションを作らなきゃいけないのです。無駄に外食したり、お酒のんだり、遊び歩いている余裕はありません。私達の場合は朝の犬の散歩の流れでそれぞれの運動をし、夜にも犬の散歩で長距離歩きます。つまり、朝も夜も忙しいのです。妻と犬が一緒なので、これが楽しいんですよね。
「お金のかからない趣味を持てば最強」とも言われておりますが、なるほどです。
■家事の時短をしない
これは時代と逆行しているのであまり共感は得られないかもしれないですね。
ウチにはドラム式洗濯機もロボット掃除機も、食洗機もありません。買うお金もないとも言えますが、妻と話し合って家事に時間を使うことに決めました。理由は2つ。
1つは運動と一緒で、楽しんでしまえば時間の有効活用になるからです。なんと、家事をしてると意外と一日って終わっちゃうんですよね。
もう1つは、家事をした分だけ儲かると思ったからです。少なくともドラム式洗濯機もロボット掃除機も、食洗機、合計40-50万程度が儲かっていることになります。まあ、洗濯している時間に金儲けができる有能な人にはピンとこない話ですね。
家事をしていると妻とも共通の話題が増えるので、少なくとも現状は時短の必要はないと思っています。(子供ができると話は変わってくるんでしょうけど)
さて、長々と書いてしまいましたが、節約生活はストレスになると思っていましたが、思ってたより「妻と楽しむ」という方向でプラスに働いています。生活水準を下げるって、今の状況にならないと夫婦の共通認識にできなかったと思います。お金があっても全部使っちゃ貧乏と同じですよね。そういったマインドは得難いものです。幸福な状況と言えない中でも、今後幸福になる可能性を見いだせたんじゃないかなと思えてきました。まだまだポテンシャルはあると思うので、沼ってしまいそうですね。
節約生活は人づきあいが難しいという話
現在傷病手当申請中の30代です。
このような状況であるため、基本的にはお金を使いたくありません。
以前は浪費家夫婦だったので、最初は節約難易度は高いと感じておりましたが、
初めて見るとゲームのようなもので、だんだん楽しくなってきます。
(節約方法やマインドについてはそのうち整理のためにも書きたいですね)
しかし先日、節約生活のデメリットを感じることがありました。
友人が出演するライブに誘われたのです。
いや、割と親しみのある友人ですし、ライブだって嫌いではありません。
しかし、毎日お金を使わなかったことを喜びに感じていると、突然数千円吹き飛ぶイベントは「うっ!!」となります。
12月は毎週のように、友人や親に合う約束があります。みんな好きな人たちですから、楽しいイベントです。でも「うっ!!」っとなります。
「100円のジュースを我慢すれば100円儲けたのと同じ」というようなマインドでやってると結構ケチになってしまいますね。
節約本とかでも余計な飲み会を断るなど、人づきあいの整理は項目に挙げられていますよね。
やってみるとなかなかの難題だと感じました。
こう考えてしまう理由は自分なりに答えを出してみました。これまで貯金していなかったからだともいます。
少しでも蓄えがあれば、親しい人とのイベントに嫌な気持ちになることはありませんでした。
生活が困窮していると、どうしても心も狭くなってしまいますよね。
決してケチになったことが原因ではなく、原因はこれまで蓄えていなかったことだと考えると、より一層ケチになろうと思いましたw
早く「余裕のあるケチ」になりたいですね。
本日は完全に「思ったこと」でした。
傷病手当は退職後ももらえるらしいという話
今回は仕事辞めて生活費どうしているのか書きたいと思います。
結論から言うと傷病手当です。
本来であられば、うつ病の診断を受けたら2つのパターンが考えられると思います。
・会社に所属しながら休職し、傷病手当をもらう。
・会社を辞めて、失業手当をもらいながら再就職を目指す。
私はうつ病の診断を受けたので、いったんは会社を休んで傷病手当をもらった方がよかったとは思うのですが、少々会社に居づらい雰囲気になってしまいまして、退職を選びました。
「会社辞めたら傷病手当をもらえないのでは?」と思っている方もいらっしゃると思いますが(自分もそうでした)自分が加入していた健保を調べてみると、基本的に可能でした。どの社会保険でも問題ないようです。
病で働けないのにハローワークで求職するのはちょっと。。。
また、自己都合退職だと失業手当が出るまで2ヵ月ですが、傷病手当だと1か月ほどです。
もちろん、被保険者期間や無給期間など条件はありますが、医師に資料の記入をしてもらい、最初の申請時に勤めていた会社にも記載してもらえれば、その後は会社を通す必要もなく、自分と医師の記入で毎月申請できます。
小さい会社だと人事や総務が健保に詳しくない場合があるので、自分で確実に調べた方がいいです。自分と妻の経験上、当たり前ですが会社も病院もあまり教えてくれません。注意が必要です。
ちなみに、医師に書いてもらう部分についてですが、記入までに申請書をわたして1週間ほどかかるといわれたりするので、その分申請が遅くなるため計算に入れておいた方が良かったと後悔しています。
まだ私も申請中なので、結果どうなるかわかりませんが、非常に助かる制度だと感じています。何せ無収入になったので、、、。
ちなみにもらえる金額は退職前1年間の月給のほどです。
我が家の生活レベルを落としまくりながら、充実した生活を送って社会復帰できるまで自己治療するための冒険が始まりました。
しかしおかげで、いろいろな幸せの形を考えるきっかけになったかと思います。
東京に住んでいたころは完全に浪費家でしたが、それは病気とも言えますよね。そんな病気もまとめて治療するチャンスなのかもしれません。
やたらと本屋の一番目立つところにおいてあるビジネス書をパラパラとめくると、お金持ちはケチってだいたい書いてありますよね。言いたいことはわかるなと思いました。
そのことも今後は書いていきたいと思います。
以上、「退職しても傷病手当はもらえますよ」という話でした。
会社を辞めるまでの軌跡
35歳、妻と一緒に鬱で仕事を辞めたばかりです。
書き出しが暗すぎますね。文字ずらほど悲観はしていません。
今回は自分の仕事ぶりを振り返りたいと思います。
1社目:TVCMの制作会社
イメージつくかと思いますが、映像関連の制作会社は非常にブラックな働き方です。それもそうです。社会人1~2年目の若造が数千万受け取って100人近く雇ってプロジェクトを成功させて「あたりまえ」な職種です。普通の仕事量でこなせるわけがありません。最近は少し働き方も変わってきているみたいですけどね。
正直2年目ごろからまともな精神状況だったとは思えないですね。親とも友達とも全く連絡を取らず、車の免許の更新にも行く気になれず失効しました。
ある時突然、仕事の隙間が生まれました。逃げるように退職しました。
5年ほど働いて520万ほどの年収になっていたかと思います。
2社目:WEB動画系の制作会社
細かい話ですが、1社目ではプロダクションマネージャー、そして転職先ではプロデューサーという肩書になりました。ちょっと偉くなった。
1社目のブラック環境で培ったスキルと、この会社の人間関係の良さのおかげで、ありがたいことに売り上げNo1を継続していました。
ここで妻とも出会い、順調そのものでした。
ある時突然、事業撤退することになりました。売り上げはプラスでしたが、ドカンと爆発するような成長をしないと文句を言われるような出資を受けていたようです。
動画制作は労働集約型ですから、なかなか難しいんですよね。
制作会社にいた人ならわかると思いますが、忙しくて死にそうなのに売り上げが足りないって言われるんです。会社も計算ミスするんだなって、思いましたね。
3年ほど働いて590万ほどの年収になっていたかと思います。
3社目:WEB動画系の制作会社
ほぼ似たような会社にスライドするように転職。
年収は入社時に620万ほどになりました。
ここで自分に変化が起きました。まったくやる気がでないんです。
自分でも驚きです。締め切りがあるのに締め切りを守ろうという気力がおきないんです。お客さん困るだろうな、うちの会社も困るだろうな、嫌われるだろうな、信用されなくなるだろうな。考えれば考えるほど動く気力が湧きません。
趣味の映画鑑賞も何故かできなくなりました。
業務目標が達成できず、みるみると給料は下がっていきました。
最終的には520万ほどだと思います。
やる気のなさから取引先を何度も怒らせてしまい、自分でもやる気を出す方法がわからなかったため、休職してすぐに退職を決めました。
今は傷病手当の申請中です。
退職しても傷病手当がもらえることを知り、取り合えずやる気がでるまで休むことにしました。時を同じくして妻も退職。似たもの夫婦なんです。
さて、振り返ってみると、随分と収入を下げたなとw
ただ、3社目を務めながら、ある考えに至ってました。
「これ以上、労働するくらいなら何もいらない」
そんな気持ちがやる気の低下と、鬱と診断される原因を作ったのかもしれません。
いま私たち夫婦は、お金と労働のバランスを探る旅に出たのだと解釈することにしました。無色なので、どうしようもない不安に陥ることはありますが、「会社員ではない」という事実一つで、ふさぎ込むことは減りました。
後悔する可能性は十分にあっても、今はとても穏やかです。
さ、明日からどうしようか。
私と妻と犬と鬱と退職とかとか
私は36歳の男性です。
結婚し1年ほどの妻と、犬が一匹。
子供は予定していませんが、とても幸せに生きていました。
しかし今年の10月、妻と一緒に仕事を辞める決断をしました。
フリーになるとか経済的自立とかそんな良いものではありません。
私は鬱、妻は適応障害という診断でした。
仲良く同時に。心の弱い夫婦ですね。
恐らく東京から地方へ移住したことが大きなきっかけなのでしょう。
二人とも東京の会社で引き続きリモート業務を行っていましたが、半年ほどたってその業務形態が苦痛だと感じた結果なのだと思います。
このことも1トピックとして書きたいと思います。
今は退職しつつも傷病手当の申請を行い、直近の生活はできそうかな、という状況です。
ただ、今はどうも二人とも悲観的ではありません。
心をむしばむ仕事を辞めたからでしょうが、何か別の生き方ができそうだなってわくわく感もあります。
できればこの日常と、この先どうなっていくのか記録を残したいと思いました。
なので、普通にアニメの話とか映画の話とかもします。
ブログという形にしたのは、自己治療の一環です。なぜそういう治療を選んだのか、おいおい書きたいと思っています。
もし同じような境遇の人がいれば、ぜひ読んでほしいです。
鬱だとか、仕事が嫌だとか身に入らないとか。傷病手当とか。
特にテーマを絞っていないので、こんな決断をした夫婦の日常を綴りながら、
自分のストーリーを追いかけていきたいと思います。